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ねぇコテツ

生まれたって所から、人って色々あるよね。

自分から求めて無いのに楽しい事や辛い事がやってくる。

 

子供の頃は色んな事が楽しかった気がする。

嫌なのは注射。嫌いなのはピーマン。

あとは、自由で何も考えず学校行って

 

当たり前の様に友達と一緒に勉強して遊んで。

迷うって事なんて、鬼ごっこするかドッジボールぐらい。

 

お金の事も気にしない。欲しい物が買ってもらえなくて

泣いても、次の日には好きなTVをみて笑ってる。

 

中学生にもなると色々悩みが出て来るよね。

髪型なんて気にし始めたり、好きな子が出来たり。

勉強も難しくなって、受験で悩んで。

楽しいことも沢山あるけど、悲しい事が増えた気がする。

もう、自分ひとりの事を考えるだけじゃ無くなってるんだよ。

 

高校生にもなると、一人前の大人ぶっちゃって

沢山笑って、沢山悩んで、沢山泣いて。

自分の体に色んな「おもり」が付いていくようで。

重くて前に進めなくて立ち止まった時。

すぐに手を差し伸べてくれる友人。恋人。

いつまでも、いつまでもみんなと一緒に

「おもり」をひきずって前に進める気がしてた。

 

社会人になると、もう完全な大人。

笑う事はあっても泣くことなんて無い。

本当に一人前の大人。いつまでも一緒だと

思ってた友人とも過ごす時間が減っていく。

 

責任感って言う重い「おもり」。

もうそばには一緒に引きずってくれる人は居ない。

自分の力で引きずって行かないといけない。

 

でも、大きな沢山の「おもり」を引っ張る手はもう限界。

痛くて、痛くて、でも言葉に出せない。

だって自分はもう大人なんだから。

 

そんな時、そっと手を差し伸べてくれたのはコテツ。

何も言って無いのに、そっと寄り添ってくれる。

コテツも何も言わない。

ただ、そばにずっといてくれる。

1人と1匹。

言葉は通じないけど、なにかが繋がってる。

 

でも、もうその手を触れることは出来ない。

 

フサボンにシグレ。

 

甘えん坊のシグレはいつもそばに居てくれる。

マイペースなフサボンは急に甘えてくる。

 

でも、なにかが違うんだよ。

 

そんなあったかくて小さな手じゃない。

そんなフサフサで柔らかい手じゃない。

 

差し伸べて欲しい手はコテツの手なんだよ。

お前じゃなきゃ駄目なんだよ。

なんでもう居ないの?

どうして呼んでも来てくれないの?

何処にいるの?

なんで、答えてくれないの?

 

もう一度手を差し伸べてよ・・・

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nekoyapa.hateblo.jp